歩く速さは通常のウォーキングで分速60~70m、時速3.6Km~4.2Km、3Kmぐらいのコースだと50分~43分かけて歩く速さになります。
ダイエットなどを目的とするエクササイズウォーキングでは分速90~100m、時速5.4Km~6.0Km、3kmぐらいのコースだと33分~25分かけて歩く速さになります。
歩く歩幅はなるべく大きく取ると効果的です。標準的な歩幅はウォーキングで身長-100、エクササイズウォーキングで身長-90が目安です。 たとえば身長160cmの人がウォーキングをする時は160-100=60cmが標準の歩幅になります。
歩く速さは、人それぞれの体力によって違ってくるので、無理をせずに日常歩くより少し速めに歩くように心がけるだけで、十分な効果が期待できます。
歩き始めはゆっくりと、そして自分のペースで徐々にスピードを上げ、目的地が近くなったら、徐々にスピードを落とす、いきなり停まったりするのは良い方法ではありません。
又、距離についても最初の頃は近場の行き帰り30分程度のコースを選び、徐々に距離を延ばして行く方法が、上手な方法です。
常に帰りの距離と体力を考え、遠くまで歩いて行ったけど帰りはタクシーなんてならない様、注意してください。
歩数計、万歩計、活動量計を持ってウォーキングをすると、歩数だけでなく、距離、やスピードがわかるので、管理がしやすくなります。
又、ウォーキングは一度に一万歩も歩かなくても、その日の歩数の合計になりますから、朝に三千歩、昼に四千歩、夕方に三千歩と言った歩き方でも同じ効果になります。 歩数計、万歩計、活動量計を利用することにより、計算の煩わしさもなくなります。
単機能な歩数計には距離表示のないタイプもあります。 歩数さえわかれば概算ですが歩数÷2(一歩50CMと仮定して)で歩いた距離がわかります。 たとえば 5000歩÷2=2500mになります。
歩くスピードと寿命について以下のような報告があります。
1986~2000年の間に発表された9つの研究を米ピッツバーグ大学(University of Pittsburgh)のチームが分析した結果、65歳を超えた高齢者の予測生存率は、歩行速度と強い相関関係があり、年をとった人の間では歩く速度が速いほうが余命が長かった。
報告は「歩行にはエネルギー、動きの制御、支持などが必要で、また心臓や肺、循環器、神経、筋骨格系といった多くの臓器系にそれが求められる。歩行速度の低下は臓器系の障害と、歩行に多くのエネルギーが必要なことの両方を反映している」と指摘している。
研究チームによると、歩行速度と生存率の関係はすべての年齢層、性別に同じことが言えるが、特に75歳以上では顕著なことが確認された。(c)AFP
これを読むと、歩く速さは残り寿命を知らせる、バロメーターとなっているのが判ります。
いまさらウォーキングで速く歩いても、たいして変わりはないが、何歳になっても歩くことができる体力づくりが重要で、その意味ではウォーキングを続けることにより体力維持は十分可能かと思います。
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