ウォーキングと筋力トレーニングの効果の違い、知っていますか? ウォーキングはエアロビクスなどと同じ有酸素運動です。 一方、筋力トレーニングは無酸素運動になります。
有酸素運動と無酸素運動はエネルギーの使われ方に違いがあります。 筋力トレーニングなどの瞬時にたくさんのエネルギーを使う運動には、筋肉内のブドウ糖がエネルギー源になります。 ウォーキングの場合、始めて10分間程度は筋肉トレーニングと同じ、筋肉内のブドウ糖が使われますが、その後は体脂肪が分解してエネルギー源となります。
つまり、お腹が出てきた人やメタボがちな人には、かんたんで効果的な運動なのです。
ウォーキングを10分以上継続して、一日に30分から1時間、週に5日以上歩くと効果がでてきます。
一度に何十分もできない人でも、一日のウォーキングのトータルが30分以上になれば、同じような効果になります。
通勤の途中でも駅まで少し遠回りして歩く、帰り道も遠回りして帰る。
会社の一つ手前の駅で降りて、会社まで歩く。
駅の階段は2~3段飛ばしで登る。
カバンにたくさん本を入れて重くする。
意識的に速い歩き方をする。
などと、ちょっとの工夫でウォーキングと同じ効果が得られます。
歩く時には歩数計・万歩計は必需品です。 特に数週間分の測定結果のメモリーができるタイプですと、「今週は歩き方が少なかったから次の休みの日には多く歩こう」とか、計画が立てやすくなります。
歩数計・万歩計、特に距離、消費カロリー、脂肪燃焼量の表示機能がある歩数計・万歩計を使い始める時には注意が必要です。
このタイプの歩数計・万歩計は基本データーとして「体重、身長、歩幅」などをあらかじめ設定します。
このデーターの設定が間違っていると、表示される結果全てが間違って表示されてしまいます。
体重、身長が違えば当然消費されるエネルギーは違います。
歩幅が違えば歩数計・万歩計内部では「歩幅×歩数」で距離を計算しますので、全く違った結果になります。
あらかじめウォーキングをイメージして、一歩の歩幅を床にメジャーを置いて計測します。
この時の一歩は「片足のつま先から踏み出した片足のつま先までの距離」を計測します。
人によって歩幅が違いますので、何度か計測してみて平均値を歩数計・万歩計に設定することをお奨めします。
設定については取り扱い説明書をよく読んで、設定してください。
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